離婚事件の解決事例

面会交流 離婚調停

兄弟の親権を別々の配偶者が獲得した事例

事案の概要

 離婚したい妻からご相談を受けました。
 夫が不倫をしていたことが発覚し、お客様の気持ちは夫から完全に離れてしまい、離婚を希望するようになりました。そこで、近々別居をして、離婚協議を始めたいと考えていたところ、生まれて間もない次男を一緒に連れて出るべきかどうかなど、進め方を迷われてご相談にいらっしゃいました。

結論

 離婚調停での話し合いとなり、長男の親権はお客様、次男の親権は夫が持つということで、離婚条件についても合意に至り、離婚が成立しました。

 お客様は、ご相談にいらした当初、長男と次男共に連れて自宅を出ることを考えていたのですが、ご相談を重ねた結果、予想される別居先の生活状況から次男に過大な負担がかかる可能性があるということになり、一旦、長男だけを連れて別居することになりました。

 お客様が別居した後、お客様から夫に対して、離婚調停を申し立てました。
 話し合いが進み、最終的に親権をどうするかという問題が残りました。お客様も夫も、長男、次男いずれの親権も取得したいという希望を持っており、お互いに譲歩できないという状況に陥りました。お互いに不信感が募っており、子供の養育を任せられないという思いが強くなっていることも親権について相互に譲歩できない原因の一つになっていました。

 当時、お客様が長男を、夫が次男を監護しており、紛争状態になってしまった結果、面会交流も実現できない状況になってしまっていたので、一度、お互いに監護している子供の面会交流の同時に実施してみましょうということになりました。

 面会交流を実施した結果、双方とも長男も次男もそれぞれの場所で元気に過ごしている様子が確認でき、面会交流後は長男の親権はお客様が、次男の親権は夫が持つという方向で話し合いが進み、最終的には当該条件で合意に至りました。

 本件のように兄弟の親権を別々の配偶者が取得するケースは非常に珍しいです。
 離婚協議において、何を重視し、どのように解決を図るかは、事案ごとに検討する必要があります。行き詰ったときには、今回の面会交流のようにワンクッション入れてみることで、お互いがとるべき道が見えることもあります。
 当事者間の話し合いが行き詰まってしまったときには、専門家にアドバイスを受けることで道が開けることもありますので、相談されてみてください。