離婚事件の解決事例

妻が子を連れて別居するも、夫が親権を取得できた事例

事案の概要

子どもを連れて別居をした妻より、離婚調停の申立がなされたことから、夫側より調停の対応についてご依頼を受けました。
調停では、離婚自体は双方早期に合意に至りました。
もっとも、子どもには疾患があり、これまで夫側がその疾患に対して積極的に対応をしていたこともあって、夫側が親権の取得を強く主張したことから、親権をどちらが持つかが争点となりました。

結論

調停の中では、これまでの夫側の監護養育の内容、特に疾患に対する理解やそれに基づくケアの内容について詳細に主張しました。また、夫側には監護を補助してもらえる親族もいたことから、陳述書とともに、親族の協力が得られることも併せて主張しました。
その結果、妻側からも親権を夫とすることに、徐々に理解が示されるようになりました。
そして、宿泊を伴う面会交流なども経て、夫側での生活環境に慣れさせた上で、最終的には夫が親権を取得し、夫が監護養育していくことで離婚が成立しました。